月別アーカイブ: 2024年8月

シガキさん

彼のことはご存じの方も多いかと思います。今回「#04社会性」「#09考えてる葦」「#10表情筋」と3曲ボーカル/コーラスを担当してもらったシガキマサキさん。彼が最初のアルバムをリリースした当時、歌声一発でファンになったのですが、その頃の仕事絡みでコンサートに出演していただいたり、熊本市電の中で弾き語りをしてもらったり(割と無茶振りでした笑)と、こちらから積極的に彼にはアプローチしたことを覚えています。普段は音楽でもそれ以外でも、あまりこちらからの押しの強さを発揮できないんですが。したいんですが。
2枚のアルバム(「黄昏フリーク」「ハミングムーン」)と1枚のミニアルバム(「春の色」)1枚のシングル(「大丈夫」)を発表し、現在は教壇に立ちながら「ウイークエンド・シンガーソングライター(本人談)」として色んな場所で歌ってらっしゃいます。いつかまたアルバムを聴かせてくださいね。

「春の色」の弾き語りVer.です。歌声一発でどこかへ連れていかれちゃいますね。

シガキマサキ “春の色

ニジオカくん

今回のアルバムには1曲コーラスで参加してもらったのみですが、次作に向けて既に1曲歌ってもらっているニジオカミライさんです。さん付けで呼んでみましたが小学校からの幼馴染で、普段敬称付きで呼ぶことのない数少ない友人の一人です。
彼とは高校時代にコピーバンドを一緒にやっており(彼がギター、森がベース、ボーカルはここではまだ紹介していない#03「真善美」のダイチュウ)、数年前、東京に住む彼から、自分で曲作りをしている、ついては録音に協力してほしいと連絡がありました。面白そうだなと引き受けて、曲の構成作りやアレンジは任せてもらったので、コードを置き換えたりして好き放題弄り倒し、たまにやり過ぎとお叱り(笑)を受けたりしながらいくつかの曲を作ってきました。この作業で自分の好むアレンジの形など、発見/修正/再認識できたことが多くあり、なかなかに自分にとって実りの多い時間になった気がします。
彼はミュージックビデオもほぼ独力で制作しています。編集は一人、ほぼ独学でやったようですが、手作り感という工夫が溢れた映像で、楽しく視聴できると思います。よかったらどうぞ。

ニジオカミライ “自分事”

加えてこちらは森も出演しております。

ニジオカミライ “籠の外”

ゆきさん

今回「忘却」を歌ってくれた友紀さんは、古くからの友人です。昔よく遊びに行っていた彼女の住むシェアハウス(的なアパートですね。その頃はまだそんな言葉は使っていませんでした)で、みんなが集まり楽しく過ごしたことを覚えています。もう20年は前の話です。彼女はボーカリストとして積極的に活動していたわけでもないのですが、周りではネオアコなどの柔らかな印象の音楽を好む人が多かったこともあって、みんな友紀さんの穏やかな歌唱が好きだったと思います。
今回はネガティブなテーマの曲なので、依頼するとき少しの躊躇があったのですが、快く引き受けてもらい、楽しく録音できました。彼女の娘さんも声のキャラクターは違えどとても印象的なボーカリストなので、現在その若い彼女に歌ってもらうべく曲をああだこうだとアレンジしています。
今回はアルバムに収録した「忘却」をご紹介します。映像、写真など例によって友人たちに協力してもらい作った映像です。音は昨年の時点でのミキシングとなっています。昔集まっていた友人も写真の中に登場しています。

森分福 “忘却 sung by 友紀 (2023 Mix)”

じゅんくん

今日はじゆん(ジュン、と普通に読んで下さい笑)さんをご紹介します。彼は大学のサークル仲間でした。物腰が柔らかく、中性的な雰囲気を持っていますが、一旦歌い出すと表現スイッチが入るようで、なかなか爆発できない僕は、ああ、こういうキャラクターの人がボーカリストに向いているんだなあ、と思ったものでした。
熊本を離れて久しい彼、僕も20年くらい会っていなかったのですが、生真面目で少し哀感のある声が欲しいな、と思い連絡をとると、二つ返事でOKをくれて、すぐに熊本へと車を走らせてくれました。話が早い(笑
ボーカリストとして人の前で歌う活動は、なかなか時間もなく難しいようですが、サウンドクラウドに多くの曲をアップしてらっしゃいます。

いい声です。人のことを嘲ったり笑ったりしない声だと思います。

jUn “あいはね。あるいは、不可逆なドーナツの空白。”

あみちゃん

今日は#07「常緑樹」#09「考えてる葦」を歌ってくれたマスダアミさんを紹介します。熊本でベーシストとして演奏していた彼女、森はnahuelitoというバンドでご一緒していました。現在は東京在住で、Momi Buncho Labという名義で「文鳥のうた/文鳥のおるすばん」を発表してらっしゃいます。Amazonには、「文鳥界を席巻したアンセム(!)」とあります。今回アルバムジャケットの撮影にあたり、森はお気に入りのTシャツを着ようと思って、Momi Buncho Labが作っている文鳥Tを選びました。鳥好き仲間なのです。
鳥のTシャツを着ていると、スーパーのレジの方が話しかけてくれたりしてニコニコ過ごせるのでいいですよ。お勧めします笑。
マスダポドとマスダアミによる文鳥グッズ制作夫婦ユニット Momi Buncho Lab SHOP

文鳥界を席巻したアンセムがこちらです。

Momi Buncho Lab “文鳥のおるすばん”

あんりせんせ

いわゆるブログ、日記というものをあまり書いたことはないのですが(業務日誌的なことはあります)、折角導入したwebコンテンツエディタで簡単に文章がアップできるので、時々駄文を綴ってみたいと思います。
アルバムを作成するにあたって、多くの友人から「声」を頂戴しましたが、交友関係の長さからすると、#11 「POP sung by anrihan」のanrihanさんが一番最近知り合った人です。もっと正確に表現すれば、一度もお目にかかったことはありません。幼馴染のニジオカミライくんの知り合いで、音源づくりのお手伝いをさせていただいたのがきっかけです。元気がよさそうだけど、なんか翳のあるような気がして、素敵な声だな、と思いました。「POP」で東京ー熊本間でやり取りをしながら、作品づくりを共にしたのですが、技術的なことから、こちらの気持ち、考え方まで反映したいと思ってくれているように感じ、とても嬉しく励みになったことを覚えています。
彼女はボイストレーナーでもあり、定期的にnoteで歌や声、表現に関するコラムをアップしていらっしゃいます。歌うのが好きな方、身体の使い方に興味のある方など、どんな方でも興味深く読める内容ですので、ぜひ読んでみて下さい。

Henry’s Vocal Training | ヘンリーズボーカルトレーニング

そしてこちらがanrihanの活動です。これも是非。

Webサイトを/サマリーさん

こんにちは。森です。
とりあえず見るに耐えうるくらいの体裁は整った(気がする)ので、Webサイトを公開しました。今後少しづつ内容のあるものにしていきたいと思います。
とりあえず練習も兼ねて、アルバムで歌ってくれたサマリーさんの参加するバンド、Doit Scienceの「都市計画」を掲載してみます。サマリーさんとは、nahuelitoというバンドでご一緒していました。鋼の声帯を持っているようで、驚くくらい高い地声がいくらでも溢れ出るようです。うらやましい限りです。

Doit Science “都市計画”